金峯山寺で迎える新年の「初護摩供」
奈良県吉野町にある金峯山寺では、毎年1月1日の午前0時から「新年初護摩供」が厳修されます。
蔵王堂で行われる伝統の護摩行として知られ、新しい一年の無病息災や心身の安寧を願う行事として案内されています。
初護摩供とはどのような行事か
護摩供は密教に伝わる祈祷法で、炉で焚かれる護摩木に願いを託して祈る儀礼です。
金峯山寺では蔵王権現への祈りが込められ、年の初めに行われる初護摩供は特に尊重されています。
元日の深夜0時から始まる儀式
新しい年を迎える瞬間に合わせて行われる点が特徴で、深夜にもかかわらず参拝者が足を運ぶ年があります。
僧侶による読経と炉から立ちのぼる炎が堂内を照らし、厳かな空気が満ちる時間です。
参列方法や護摩木の受付は年により変更されるため、事前確認が安心です。
蔵王堂の雰囲気と吉野の新年
世界遺産にも登録された蔵王堂は、木造建築の重厚さと静けさが印象的です。
冬の吉野は冷え込むため、足元を温める服装や手袋が役立ちます。
初護摩供に込められた願い
護摩の炎は穢れを焼き清める象徴とされ、一年の節目に心を整える機会として受けとめられています。
火の揺らぎを前にすると、新たな一年をどのように過ごしたいかを静かに見つめられる時間になります。
アクセスと参拝のポイント
金峯山寺へは近鉄吉野線「吉野駅」からロープウェイなどを経て向かうことができます。
元日の早朝からは混雑が和らぐ場合もありますが、足元に注意しながら余裕をもって動くと安心です。
感じたことをそっと書き留めたい時に
護摩供に参列していると、ふと胸に浮かぶ思いや静かな気づきが生まれる瞬間があります。
かいご姉妹サロンの「ひみつのお手紙」は、落ち着いた環境でゆっくり言葉を残せる場として活用できます。
短い文章でも書き留めてみると、その時の気持ちにやわらかな輪郭が生まれることがあります。

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