電子記録・クラウド化の意味
紙ベースの記録や資料が多いと、時間も手間もかかりがちです。
そのため、ICTを活用して電子記録やクラウド保存に移行する取り組みが注目されています。
国が進める介護情報基盤と電子化の流れ
国は「介護情報基盤」を整備し、異なる事業所や自治体間でデータ連携を図ることを目的としています。
これにより、様々な介護記録・ケアプラン・請求情報などが電子的に共有可能となり、業務の効率化が期待されています。
電子記録・クラウド化の具体的なメリット
例えば、ある事業所では記録入力後の転記が不要になったことで、書類作成時間が80%以上削減されたという報告があります。
また、情報共有がしやすくなったと感じる事業所の割合も90%を超えており、チームでの連携力向上にもつながっています。
導入にあたっての重要なポイント
電子化・クラウド化を進める際には、まず現場で「どの情報を誰が・いつ・どこで入力・参照するか」を整理しておくことが大切です。
また、セキュリティ対策やインターネット環境の安定性も検討すべき事項です。
運用体制づくりと研修の必要性
新たなシステムを導入しても、使いこなせないままだと逆に負担になることがあります。
そのため、操作方法の研修や定期的なフォローアップを設け、スタッフ全体でスムーズに使いこなせるようにしておきましょう。
成果を振り返り改善を続ける
導入後には「どれだけ時間が短縮できたか」「共有ミスが減ったか」「直接支援に回れる時間が増えたか」などを数値化して振り返ると、改善点が明確になります。
国も業務効率化に向けたデータ活用を促進しています。
気軽に相談できる場として
電子化・クラウド化について「どこから始めていいか」「機器・システム選定に悩んでいる」という場合は、ひみつのお手紙(DM)機能を備えた交流サロンを活用してみてください。
私もご相談に応じますので、安心して共有・導入の一歩を踏み出せるよう一緒に考えてまいりましょう。

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