西大寺で迎える新春の大茶盛式
奈良市の西大寺では、毎年1月16日に「新春初釜大茶盛式」が行われます。
新年を寿ぐ特別な茶儀で、献茶式のあとに光明殿で大茶盛が営まれる伝統行事です。
新春初釜の由来
西大寺の大茶盛は、鎌倉時代に興正菩薩叡尊上人によって始められた法会に由来します。
大人数で茶を分かち合う文化を今に伝える、全国的にも珍しい儀式です。
献茶式からはじまる荘厳な時間
当日はまず本堂で献茶式が執り行われ、静かな雰囲気の中で一年の安寧が祈られます。
心が自然と落ち着く、清らかな空気に包まれるひとときです。
光明殿で体験する大茶盛
献茶式のあと、光明殿では大茶盛が行われます。
大きな茶碗と茶筅を使い、参列者が順にお茶をいただく西大寺ならではの体験です。
参加の流れと注意点
大茶盛は当日受付で参加できる場合が多いですが、混雑の時間帯を避けると落ち着いて楽しめます。
茶碗が大きいため、係の方の案内に従うと安心して体験できます。
境内での過ごし方
茶席のあとは、境内をゆっくり散策するのもおすすめです。
冬の澄んだ空気の中で本堂や東塔跡を歩くと、新春らしい静けさが感じられます。
ひみつのお手紙で感じたことを共有
もし大茶盛式に参加されたら、その時の温かい気持ちを「かいご姉妹サロン」のひみつのお手紙(DM)で伝えてみませんか。
「大きな茶碗に驚いた」「心が穏やかになった」などの一言でも、誰かの季節の楽しみに寄り添うきっかけになります。

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