人間関係と感情のケア– category –
介護の現場で大切にしたい、人間関係や気持ちのケアについてご紹介します。
スタッフの皆さんやご利用者が、安心して関わり合えるような工夫やヒントを、やさしくお届けします。
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「ありがとう」が嬉しい。でも、その裏で…
「ありがとう」が持つ力 介護や医療の現場で「ありがとう」と言われる瞬間は、とても大きな力をくれます。その言葉に救われて「また頑張ろう」と思える人も少なくありません。 感謝の裏にある葛藤 しかし、その一方で「ありがとう」と言われるからこそ、自... -
感情が「動く」から、疲れるんだと思う
感情が揺れる毎日 介護や医療の仕事では、常に人と向き合う場面があります。利用者さんやご家族の表情、言葉、空気の変化に触れるたび、自分の感情も揺れ動くものです。 心が疲れる理由 怒り、不安、喜び、戸惑い。一日が終わるころには、心がフルマラソン... -
「笑顔でいなきゃ」と思うとき、心は泣いているかもしれない
笑顔でいることの大切さ 介護や医療の現場では、利用者さんに安心感を届けるために「笑顔でいること」が求められる場面が多くあります。表情や声のトーンにまで気を配りながら働く姿勢は、とても尊いものです。 心の中の本当の気持ち しかし、心の奥では泣... -
感情を「しまう」だけじゃなく、「ほどく」ことも大切に
感情を「しまう」ことに慣れていませんか 日々の仕事の中で、感情をぐっとこらえて動く場面は少なくありません。ときには笑顔でいながら、胸の内では怒りや悲しみを抱えていることもあるでしょう。 気づかないうちに、心が疲れていく 無理に抑えているうち... -
その気持ちに気づいた瞬間、どう向き合う?
苦手を感じる瞬間 介護の現場では、どうしても「ちょっと苦手かも」と思う人と関わる場面があります。利用者さんやご家族、同僚、上司や後輩まで。人との距離が近い職場だからこそ、そう感じやすいのかもしれません。 自然な感情として受け止める 「苦手」... -
“我慢”だけじゃない関わり方って?
我慢で乗り切ってしまう日々 介護の現場では、相手を選べない状況の中で関係性を築いていくことが求められます。「なんとなく苦手」「なぜか会話がかみ合わない」「態度がきつい」——そんな相手とも業務上関わらなければならない場面があります。つい我慢し... -
“嫌い”と“合わない”は違うと思えた日
苦手だと感じる瞬間 介護の現場はチームで支える仕事です。だからこそ、「この人ちょっと苦手かも」と思う瞬間があるのは自然なこと。声のかけ方が強く感じられたり、意見が噛み合わなかったり、小さな違和感は積み重なっていきます。 「嫌い」と決めつけ... -
“気にしすぎてしまう自分”をやさしく見つめる
気になる言葉や態度 「あの人、またあんな言い方して…」「どうして自分ばかり注意されるの?」苦手な人がいると、その人の言動ばかりが気になってしまうことはありませんか。本当は大したことじゃないと頭ではわかっていても、心が敏感に反応してしまうこ... -
一歩踏み出すきっかけは、小さな安心感
避けたくなる場面 誰にでも、できれば避けたいと感じる場面があります。大勢の前で意見を求められるとき、初対面の人に話しかけるとき、反対意見を伝える必要があるときなどです。 必要性を分かっていても 頭では必要なことだと理解していても、胸の奥がざ... -
相手の反応が怖くなくなった瞬間
意見を伝えるのが怖いとき 人と関わる場面で最も緊張するのは「自分の意見を伝えるとき」です。特に相手が上の立場や経験豊富な人であれば、「間違っていると思われないだろうか」「余計なことを言ったのでは」と心配になり、つい黙ってしまうことがありま...
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