偏差値73の数学力

IQ130相当のリバーシ

幼いころ、父とよくキャッチボールをして遊びました。
「まっすぐ投げてみぃ」「そんなに力いれんでもええねん」――
そんな声を思い出すと、今でもあたたかい気持ちになります。

父とキャッチボールする温かなイラスト

父は、京都大学出身の方が多く在籍するインフラ系企業の研究職でした。
いつも静かに本を読み、物事を深く考える人で、私はその姿に憧れていました。
一方、母は保育士で、いつも穏やかに人を見守る優しい人でした。

母とはすごろくなどをしてよく遊び、私がサッカー全国ベスト4に入賞したときも、
一番近くで応援してくれていました。その励ましが力になったことを、今でも覚えています。

母とのすごろくの思い出

成長するにつれて、父の期待に応えられていないと感じることもありました。
そんな中で受けたエール予備校主催「関関同立スーパーテスト」では、
数学の偏差値73.2という結果を出すことができました。
この経験は、今のプログラム設計にもつながる論理力の基礎になりました。

模擬試験の結果

また、母が好きだった英語をきっかけに勉強を続け、
TOEICでは675点を取得しました。
その論理力と英語の知識をもとに、平均勝率17%台の京大生向けリバーシ「桜盤(勝率60%達成で京大生の平均IQ値と換算)」や、
早慶レベルの論理構成に近い五目並べ「縁の五並べ」を制作しました。

「桜盤」を作ろうと思った背景には、父が大切にしていた理論の世界に近づきたい気持ちと、
両親に沖縄旅行をプレゼントした経験から、「ケアの心」を改めて考えたことがあります。
そこから厚労省ガイドラインに準拠した脳トレゲームづくりを始めました。

最近では、高市早苗さんが内閣総理大臣に就任されたというニュースを見て、
母がかつて「高市さんは畝傍(高校)の後輩なんや」と話していたことを思い出しました。
懐かしく、そしてどこかあたたかい気持ちになりました。

「かいご姉妹脳トレゲーム18選」は、
ご高齢者の皆さまが健やかでいられることを願って制作したものです。
そして、SNS「かいご姉妹サロン」は、新型コロナの感染拡大防止のために、
ウイルスを完全に遮断できるオンライン環境を目指して開発しました。
「かいご姉妹」は、遊びながら心が整い、思い出とやさしさがつながる場所でありたいと思っています。