年末の特別な夜・唐招提寺での除夜の鐘
12月31日、夜も更けようという23時40分から、唐招提寺の鐘楼にて「除夜の鐘・年越し行事」が執り行われます。
一年の締めくくりとして、静かに時を見送るためのこの行事は、多くの方にとって心を整えるひとときとなっています。
鐘の音と108の想い
除夜の鐘は、人がもつとされる108の煩悩を払い清めて新年を迎えるための仏教行事です。
唐招提寺でも、23時過ぎに南大門で整理券(番号札)が配布され、23時40分から鐘を撞く準備が始まります。
参加方法と整理券
当日は、23時30分頃から整理券が境内入口などで配られ、先着108枚に限られた鐘撞きの参加権が得られます。
無料で拝観できる年越しの行事として、貴重な機会となっているため希望する場合には早めの到着がおすすめです。
深まる夜・境内の雰囲気
大晦日の唐招提寺の境内は、寒さと静寂が同居しています。
冷たい空気の中、鐘の音が響き渡る瞬間には、日常から少し離れた心持ちで過ごせるでしょう。
新年を迎える祈り
鐘を撞いたあと、元旦0時を過ぎてから本堂などでは「修正会(しゅしょうえ)」という年越しの法要が行われ、年の変わり目を仏様とともに迎えます。
この流れが、心を新たにするきっかけになります。
介護施設などで活かすヒント
施設でこの行事を取り入れるなら、除夜の鐘の意味を簡単に紹介し、利用者さまと「1年を振り返る時間」を持つことができます。
静かな音や言葉で「鐘を撞く=区切りをつける」という意識を分かち合うことで、落ち着いた環境づくりにも役立ちます。
共有のきっかけに・サロンDM活用
行事に参加した後、感じたことを「かいご姉妹サロン」のひみつのお手紙(DM)機能を通じて関係者と共有するのもおすすめです。
感想や気づきを言葉にすることで、年末の静かな時間をさらに豊かにできます。

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