「良弁忌」とは
12月16日(火)は、東大寺開山・良弁僧正の忌日法要「良弁忌」が開山堂にて執り行われます。
この日に限り、秘仏とされていた良弁僧正坐像などが年に一度だけご開扉される特別な機会でもあります。
良弁僧正の軌跡
良弁僧正は奈良時代に東大寺の初代別当として創建に尽力された僧で、遷化は宝亀4年(773年)と伝えられています。
その功績を讃えて、開山堂には国宝の良弁僧正像が安置されており、毎年この忌日に法要が行われています。
開山堂と法要の舞台
開山堂は東大寺境内にある方三間・宝形造りの建物で、良弁僧正坐像が安置される国宝に指定されたお堂です。
通常は非公開とされている堂内ですが、良弁忌当日は扉が開かれ、参拝の機会となります。
秘仏開扉の意義
秘仏とされていた坐像や御所縁の仏像がご開帳されるこの日、普段は見られない仏さまを目の当たりにできることで、信仰や歴史への理解が深まります。
静かな堂内で坐像に向き合う時間は、日常の喧騒から離れて心を整える一助となるでしょう。
働く立場から見た参加の価値
日々、誰かを支える役割を担うなかで、自分自身の時間や気持ちの整理が後回しになりがちです。
このような法要に参加することは「静かに立ち止まる」機会として、内省やリセットのきっかけになり得ます。
訪問時のヒント
当日は午前中から昼過ぎにかけて行われることが多く、早めに訪れて開山堂の雰囲気を味わうとより落ち着いて参拝できます。
境内は石段や舗装のない道もあるため、歩きやすい靴と防寒対策を整えておくと安心です。
ひみつのお手紙(DM)機能のご案内
このような法要について「行ってみた」「感じたことがある」といった思いを、かいご姉妹サロンのひみつのお手紙機能(DM)で共有するのも自然な交流のひとときになります。
心に残った体験を気軽に綴るツールとして、こうした場を活用してみてください。

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