はじめに
奈良市五条町にある世界遺産「唐招提寺」で、2025年9月1日から11月30日まで「新宝蔵秋季特別公開」が開催されます。
多くの寺宝が秋の光の中で紹介されるこの特別な期間は、日々ご利用者の支えに向き合う皆さまにも静かな気づきを与えてくれる場です。
会期と時間
公開期間は9月1日から11月30日までとなっており、午前9時から午後4時まで拝観可能です。
通常の拝観に加え特別料金が必要な展示もあるため、前もって拝観案内をご覧になることをおすすめします。
新宝蔵とは
新宝蔵は、昭和45年に建立された収蔵・展示施設で、金堂に安置されていた木造大日如来坐像や旧講堂木彫群など、奈良時代末期の貴重な木彫像が収められています。
静かな展示空間のなかで、長い年月を経てきた文化財との対話を体感できます。
見どころ
展示される寺宝の中には、顔や腕の一部を失いながらもなお存在感を放つ木彫像が数多くあり、その造形や時代背景に思いを馳せることができます。
年月を重ねた彫像たちが放つ時間の深さは、日常の忙しさの中だからこそ味わいたいものです。
参加のヒント
拝観する際は歩きやすい靴で訪れ、館内では落ち着いた声で作品と対話するようにご覧になると、より深い時間になります。
また、館外の庭園や伽藍を巡ると、移りゆく季節の風景も一緒に楽しめます。
福祉現場とのつながり
現場で支え続ける時間は長く、振り返る余裕がなかなか持ちにくいものです。
こうした寺宝の展示を訪問することで、“長くそこにあるもの”“積み重ねてきた時間”の意味を改めて感じることができます。
交流のきっかけに
もし拝観を通じて感じたことや印象に残った場面があれば、「かいご姉妹サロン」のひみつのお手紙(DM)機能をご活用ください。
同じように心を傾ける方々との静かな交流が、穏やかな広がりを生んでくれます。

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