投稿削除は全て消えるのか
SNSに投稿した内容を削除したとしても、その情報が完全に消えるとは限りません。
キャッシュやスクリーンショット、インターネットアーカイブのような技術により、投稿が残るケースがあります。
国が定める削除対応の制度
日本では、情報流通プラットフォーム対処法に基づき、プラットフォーム事業者に対して不適切な投稿の削除や対応基準の明示が義務づけられています。
この法律では、被害者以外の第三者からの削除要請への対応も迅速化するよう示されています。
削除が難しい具体的な理由
投稿の削除を申請し、プラットフォーム側が処理しても、その投稿が他者に共有されたり保存されたりしていれば、完全に消去することは困難です。
また、サービスの利用規約によっては削除後もデータが一定期間保管される場合があります。
現場で気をつけたいこと
施設やチームでSNS等を利用して情報発信・共有を行う場合、削除したとしても安心できるわけではないという認識が必要です。
誤投稿や公開範囲の設定ミスがあった際の対応をあらかじめ考え、情報が拡散してしまった時の対応案も用意しておくと良いでしょう。
ルール作りと運用の工夫
投稿前のチェック体制を整え、削除操作の流れや記録管理を明確にしておくことが重要です。
例えば投稿内容を事前承認したり、誤った投稿があった場合の社内連絡先や外部対応窓口を設定しておくと安心です。
わからないことがあればどうするか
制度や実務の運用に不安が残る場合には、安心して意見交換できる場を活用するのも一案です。
たとえば、私が相談を受けることもありますが、同じ関心を持つ仲間とつながる場所として「ひみつのお手紙(DM)」が利用できる交流サロンがあります。
つながりを活かすコミュニケーションの場
投稿の取り扱いに関して他施設の実践や情報を共有することで、より安心できる運用が見えてきます。
交流サロンのひみつのお手紙(DM)を通じて疑問や意見を出し合い、皆で学び合うきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

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