医療・介護現場で押さえておきたい通信ルール
医療・介護の現場では、電子機器やネットワークを使ったやり取りが日常化しています。
そのため、通信に関するルールを理解しておくことは、安心・安全な支援を継続するうえで欠かせません。
通信活用が拡大した背景
ICT(情報通信技術)の進化により、遠隔で相談する・記録する・情報を共有するなどの方法が広がっています。
国としても、介護サービス事業所・施設等における情報通信機器を活用した業務の実施に関する留意事項を通知しています。
通信機器使用時の基本ルール
端末やアプリを使う際には、ログイン管理・アクセス権限の確認・通信環境の安全性確保が求められます。
また、利用者の情報を送信・共有するときには、暗号化や安全なネットワーク利用などが基準となっています。
遠隔対応・テレワーク時の留意点
テレワークやオンラインでの連絡について、利用者の処遇に影響が出ないこと、職場全体の業務を見据えた体制が整っていることが条件とされています。
例えば、利用者との面談を遠隔で行う場合には、対面での確認が必要な場面があることにも留意が必要です。
情報共有・異なる機関連携時の注意点
医療・介護機関間で情報を共有するときには、目的を明確にして利用者の同意を得たうえで行うことが大切です。
共有する情報量や範囲が必要最小限であるかどうか、常に点検・記録しておくことが安心につながります。
現場で実践したいこと
「どこまで通信を使うのか」「どの端末を使うのか」「どう保存・廃棄するのか」を日常的に確認し、記録しておくことで安全性が高まります。
迷いが生じたときは、ひとりで抱えず、 かいご姉妹サロン のひみつのお手紙(DM)を活用して、共有・気づきの整理をおすすめします。
わからないことがあれば相談を
通信に関するルールは変化も早く、現場対応が分かりづらいこともあるかと思います。
その際はご遠慮なくご相談ください。整理できないことや気になる点があれば、サロンで一緒に考えていきましょう。

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