宇陀に伝わる和菓子きみごろも本舗松月堂
奈良県宇陀市大宇陀にあるきみごろも本舗松月堂は、宇陀を代表する和菓子きみごろもを作り続けている老舗の和菓子店です。
この地域は江戸時代の町並みが残る保存地区として知られており、落ち着いた雰囲気の中で昔ながらの和菓子文化が今も受け継がれています。
松月堂のきみごろもは明治35年に初代堀井松太郎が創業した際に生み出されたお菓子といわれています。
それ以来、製法を大きく変えることなく受け継がれながら、今も多くの人に愛され続けています。
ふわりと消えるような食感のきみごろも
きみごろもは見た目の鮮やかな黄色が印象的なお菓子です。
外側は卵の風味が感じられるやさしい甘さで包まれ、中はまるで淡雪のように柔らかな口当たりが広がります。
口に入れるとふわりと軽く、空気のように消えていくような繊細な食感が特徴です。
他にはあまり見られない独特の和菓子として、宇陀を訪れる人が楽しみにしているお菓子の一つになっています。
卵の風味を最大限に生かすこだわり
きみごろもの味を決める大きな要素は卵の風味です。
松月堂では長年信頼関係を築いてきた養鶏農家から新鮮な卵を直接仕入れています。
卵の鮮度を落とさないことが大切とされており、使う卵は割り置きすることなく使用直前に割るという丁寧な工程が守られています。
朝早くから卵を割り、黄身と白身を選り分ける作業から一日の仕込みが始まります。
手作業で仕上げる繊細なお菓子づくり
卵白を泡立てる作業は機械でも行うことはできますが、きみごろもの繊細な風味を整えるには手作業が欠かせません。
泡立ちの状態を目で確かめながら微妙な変化を感じ取り、ちょうどよい状態に仕上げていきます。
この細かな調整が最終的な食感や味わいを左右するといわれています。
さらに気温や湿度など日々の環境の違いにも合わせながら、お菓子の仕上がりを整えていきます。
贈り物としても親しまれる宇陀の名菓
きみごろもは贈答用のお菓子としても人気があります。
10個入りや15個入り、20個入り、30個入りなどの箱入り商品が用意されており、手土産として選ばれることも多いようです。
ふわりと軽い食感と上品な甘さは、世代を問わず食べやすい味わいとして親しまれています。
宇陀を訪れた際の思い出として持ち帰る人も多い和菓子です。
宇陀の町で出会うやさしい甘さ
歴史ある町並みを歩きながら味わう和菓子には、どこかゆったりとした時間が流れます。
きみごろもはそんな宇陀の空気を感じさせてくれるお菓子の一つです。
日々の忙しさの中でも、ふと甘いものを味わう時間は心を少しやわらげてくれることがあります。
もしこうした地域のお菓子やお店との出会いがあったときは、かいご姉妹サロンでその気づきを投稿してみるのもおすすめです。
同じ地域や同じ分野に関わる人たちと共有することで、新しい発見や楽しみが広がることもあるかもしれません。



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