霧島山（新燃岳）で降灰予報　気象庁が注意呼びかけ　東・南東方向での降灰に備えを

降灰予報の概要

2025年10月15日23時00分に発表された降灰予報によれば、霧島山（新燃岳）は現在、噴火警戒レベル３、すなわち入山規制の段階にあります。気象庁によれば、もし噴火が起きた場合、16日の09時から12時には火口から東方向へ、同日の21時から24時には火口から南東方向へ灰が降ると予想されています。

警戒レベルとその意味

噴火警戒レベル３は「入山規制」を意味し、火口周辺への立ち入りが禁止される段階です。気象庁はこの段階で、火口近傍だけでなく風下側への降灰や噴石、空振との複合的な被害にも注意を促しています。たとえば新燃岳火口から概ね３km圏では大きな噴石の飛散が想定される範囲との報告もあります。

降灰予報の時間帯と方向

この予報では、16日の午前中（09時〜12時）には東方向への降灰が予想され、そして夜間（21時〜24時）には南東方向への降灰が見込まれています。時間帯や風向きの変化が、降灰域に影響を与える要因になるため、最新情報の確認が不可欠です。

過去の噴火と降灰被害の教訓

過去には新燃岳の噴火で、降灰や噴石、空振などによる被害が報告された例があります。例えば平成23年の噴火では、降灰の除去作業中の転落事故や農作物への影響、建築物被害などがあったとされています。このような過去事例は、事前備えと注意深さの必要性を示しています。

身近でできる備え

降灰予報に備えるには、屋内・屋外双方での準備が望ましいです。外出時にはマスクや眼鏡などを用意し、窓や換気口の閉鎖、家中の清掃道具や水などの備蓄も有効です。特に夜以降に降灰する見込みがあるため、室内への侵入防止策も考えておくと安心でしょう。

情報の見方と更新

降灰予報は時間や風向きの変化で予想範囲が変わる可能性があります。気象庁の定期発表や噴火警戒レベルの更新をこまめにチェックすることが大切です。また、火山活動の状況を示す火山観測データも気象庁の公開資料として提供されています。

共有のためにひとこと

こうした情報は、現場で働く方々やその周囲の方と安心できる話題として共有しておくとよいでしょう。かいご姉妹サロンのひみつのお手紙（DM）を使えば、静かなやり取りで気になる点を伝えあえます。緊張しすぎず、穏やかに情報交換できる場としてぜひ活用してみてください。