チームで支える記録業務―ひとりで抱え込まない工夫

介護記録の重要性

介護の現場において、日々の記録を丁寧に残すことは、利用者の安全を守り、ご家族へ安心を届けるためにも欠かせない大切な仕事です。

記録があるからこそ、ケアの継続性や振り返りが可能となり、質の高いサービスにつながります。

忙しさの中で後回しになりやすい記録

しかし、忙しい現場ではどうしてもケアが優先され、記録は「あとでまとめて」と後回しになりがちです。

結果として、思い出しながら書くことになり、正確性が落ちたり、職員に大きな負担がかかることも少なくありません。

チームで支えるという発想

そこで役立つのが「チームで支える」という視点です。

例えば申し送りの際に記録上の注意点を共有したり、時間に余裕のあるスタッフが記録補助に回るなど、ちょっとした連携だけでも負担は大きく軽減されます。

固定観念を手放す大切さ

「記録はひとりでやるもの」という固定観念を手放し、チーム全体で支え合うことが重要です。

記録を共有し合う体制を築くことで、安心して働ける環境にもつながります。

業務フローの見直し

また、業務フローを少し柔軟に見直すだけでも、職員が安心して記録に取り組める環境が整い、結果的にケアの質向上にもつながります。

ICT・デジタルの活用

ICTやデジタルツールを活用すれば、入力や共有がさらにスムーズになり、記録の効率化も期待できます。

紙の記録だけに頼らない仕組みが、職員の働きやすさを支えます。

仲間とつながる場づくり

他施設の工夫や成功事例を知りたいという声も多いでしょう。

そこで「かいご姉妹サロン」では、今後、記録の工夫や共有方法について情報や経験を分かち合える場を目指しています。

仲間とつながりながら、自分らしい働き方やチームの形を探していける環境づくりを大切にしていきたいですね。