年明けの薬師寺で味わう吉祥天女像の特別公開
奈良の薬師寺では、毎年1月4日から15日まで、平成本による「吉祥天女像」が金堂にて特別公開されます。
この期間は新春の祈りとともに、静かに仏画と向き合える特別な時間が訪れます。
吉祥天女像とは
吉祥天女は福徳と幸福をもたらす女神として仏教に伝えられ、薬師寺に伝わる吉祥天女画像は奈良時代のものとして国宝に指定されています。
平成年代のこの写しも仏・人々の安寧と豊穣を祈る意を込めて描かれたもので、新年の公開は多くの参拝者に親しまれています。
公開の背景と意味
薬師寺では正月から1月15日まで「修正会」と呼ばれる法要が行われ、吉祥天女像が本尊として祀られます。
吉祥天女を拝むことで、旧年の囚われを洗い流し、新しい年の平穏と幸福を願う伝統が今も続いています。
公開期間中の拝観の流れ
金堂に入り、静かな雰囲気の中で像を拝観できます。
混雑を避けるため、午前中や早い時間帯の訪問が比較的ゆったりしています。
仏画ならではの美しさを感じる
麻布に彩色された吉祥天女像は、繊細な色使いや布の質感が印象的です。
仏像や立体彫刻と異なり、平面に描かれた絵ならではの静かな佇まいが、新年の厳かな気持ちに寄り添ってくれます。
参拝時のおすすめと注意点
冬の奈良は冷え込みが厳しいため、防寒対策は忘れずに。また金堂内は床が冷えることもあるので、足元の準備も大切です。
ゆっくりと落ち着いた拝観のために、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
ひみつのお手紙で感じたことを伝えてみて
この公開を訪れたなら、吉祥天女の姿や境内での静けさ、感じた安らぎを「かいご姉妹サロン」のひみつのお手紙(DM)でそっと伝えてみませんか。
言葉にすることで、自分の心の整理にもなりますし、誰かにとって新しい旅のヒントになるかもしれません。

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