作品の概要
『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』は、戦争漫画家の 武田一義 氏による戦争漫画を原作とした作品です。
2016年から2021年にかけて 『白泉社』 の ‘ヤングアニマル’誌 で連載され、単行本は全11巻となっています。
舞台となる時代と場所
物語の舞台は昭和19年(1944年)夏、太平洋戦争末期の ペリリュー島(現 パラオ共和国)です。
米軍約4万人に対し、日本軍守備隊約1万人が過酷な持久戦を強いられたという史実を背景に展開します。
主人公・田丸とその役割
主人公・田丸均(たまる ひとし)は、漫画家を志す若い兵士です。
彼は「功績係」として、戦場で命を落とした仲間の最期を記録し遺族に届ける任務に就きます。
独自の表現手法
作品は時に三頭身に近いキャラクターデザインを用いながら、戦場の残酷さを生々しく描きます。
そのギャップが強烈な印象を残し、読者に“戦争という日常”を新たな視点で突きつけます。
高い評価と受賞歴
原作漫画は第46回 日本漫画家協会 賞 優秀賞を受賞し、高く評価されています。
戦争を題材としながらも、人間の弱さ・強さ・絆を丁寧に描いている点が支持を集めています。
劇場アニメ化と公開情報
この作品はアニメーション映画化され、2025年12月5日(金)に全国公開が予定されています。
制作は シンエイ動画 と 冨嶽 が担当し、配給は 東映 が務めます。
仲間と語り合う場として
この作品は「終戦80年」の節目となる年に公開されるだけでなく、過去を振り返るとともに今を生きる私たちにも問いを投げかけます。
作品の感想や感じた思いを、ぜひ「かいご姉妹サロン」のひみつのお手紙(DM)で共有してみてください。
同じ作品を観て語り合うことで、映画や漫画体験はさらに深まることでしょう。

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