映画「黒の牛」とは
映画「黒の牛」は、蔦哲一朗監督が脚本と編集も手がけた国際共同製作の作品です。
主演は台湾の名優リー・カンションさんで、日本からは田中泯さんや須森隆文さんが参加しています。
音楽と映像の魅力
音楽には坂本龍一さんが生前に参加を表明しており、深い余韻を残す仕上がりになっています。
さらに一部には70ミリフィルムが用いられ、日本映画として新しい挑戦が行われました。
物語の背景
物語は自然との繋がりを失いかけた時代が舞台です。
狩猟民の男が牛と出会い、農民として共に大地を耕す姿が描かれます。
十牛図のモチーフ
禅の悟りの道程を示す「十牛図」をもとに、男が心を見つめ直す旅が表現されています。
木や水、風や火といった自然の要素が深く物語に響いてきます。
国際的な評価
2024年の東京国際映画祭で初上映され、2025年には香港国際映画祭で最高賞を受賞しました。
日本映画として初めての快挙でもあり、注目を集めています。
四国の自然美
撮影は徳島、香川、高知で行われ、四国の自然が物語の背景を美しく彩ります。
その土地ならではの空気感が観客を静かに包み込みます。
語り合いたくなる映画
人と自然、そして心の在り方を問いかけるこの作品は、観る人に深い余韻を残します。
感じたことを誰かと分かち合いたい時には、かいご姉妹サロンのひみつのお手紙(DM)で思いをやり取りしてみるのも良いでしょう。

コメント