子どもや高齢者を守る家庭での基本対策
感染しやすい子どもや高齢の方を守るため、家庭でできる予防策を意識しておきたいものです。小さな工夫を重ねることが、安心感につながります。
正しい手洗い・手指衛生を励行する
外から帰った後や触れた後には、石けんと流水でていねいに手を洗う習慣をつけましょう。不織布マスク使用中や咳・くしゃみ後にも手指をきれいにすることが大切です。厚生労働省「インフルエンザQ&A」では、咳やくしゃみを受け止めた後はすぐ手を洗うことを推奨しています。
咳エチケットとマスクの活用
咳やくしゃみの症状があるときは、他の人に飛沫が広がらないように配慮しましょう。厚生労働省では、咳やくしゃみをするときには不織布マスクを着用するか、ティッシュや腕の内側で口と鼻を覆うことを勧めています。
マスクを外す際は、ひも部分を持って外す、外したあとは手洗いをするなど、扱いにも注意しましょう。
換気と湿度管理を意識する
室内が密閉状態になるとウイルスが滞留しやすくなります。こまめな換気を心がけるとともに、空気の通り道を工夫しましょう。さらに、乾燥しすぎないように加湿や濡れタオルなどで湿度を保つことも重要です。これらは多くの紹介サイトでも家庭対策として挙げられています。
共有物の分離と消毒を徹底する
タオルや食器、コップなどはできるだけ個人別で分けましょう。共有する必要があるものは、使用後すぐに洗うかアルコール消毒を行うとよいです。東京都の感染症情報センターも、ドアノブやスイッチ等よく触る場所の拭き取り消毒を推奨しています。
症状がある人は別室で過ごす工夫を
可能であれば、発症した方は別室で休んでもらい、他の家族と過ごす時間を分けましょう。食事や飲み物の時間をずらす、空気の流れを考えて配置を工夫するとよいです。これは厚生労働省のガイドラインでも、患者と家族を分ける考え方として示されています。
外出制限と非接触習慣を意識する
流行期には人混みや不要な外出を控えることで、感染リスクを減らせます。家庭内だけで過ごす日を増やすことや、急ぎでない外出を調整することも有効です。また、かいご姉妹サロンのひみつのお手紙(DM)を使って、家庭での非接触習慣の工夫をテーマに共有するのも一つの手です。遠隔でのやり取り自体が接触を減らす助けになります。

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