はじめに
奈良市中院町にある世界遺産「元興寺」では、2025年10月25日(土)から11月16日(日)まで、法輪館にて令和7年秋季特別展「民俗文化財を後世に-被災資料と〈紙の仏〉-」が開催されます。
日々人と向き合う仕事をされている皆さまにも、文化の継承を意識する静かな時間として訪れていただきたい展示です。
開催概要
会期は10月25日(土)から11月16日(日)まで、時間は午前9時から午後5時(受付は午後4時30分まで)です。
場所は元興寺・法輪館で、特別展示は入館料に含まれています。
展覧会のテーマ
本展では「被災資料」と「紙の仏」という二つの軸から、これまで修復や保存が行われてきた民俗文化財の歩みを振り返ります。
震災で被害を受けた宗教具や紙製仏像の構造について解説され、文化財を未来に伝える意義を考える機会となります。
見どころ
例えば「紙の仏」として知られる紙製地蔵菩薩立像が修復されている姿や、その納入品を通じた技術の展開などが紹介されます。
また、阪神淡路大震災・東日本大震災で被災した資料の保存・修復の実例も展示され、歴史と現場が交錯する展示構成です。
訪問のヒント
館内は比較的静かで落ち着いた空間ですので、歩きやすい靴と気持ちの余裕を持って訪ねることをおすすめします。
紅葉が始まる時期でもありますので、境内の散策も併せて楽しむと一層豊かな時間になります。
仕事とのつながり
長いあいだ支援やケアに携わるなかで、物事を「引き継ぐ」「守る」という姿勢はとても大切です。
こうした展覧会は「時間をかけて大切にしてきたもの」の価値を改めて感じる機会にもなります。
交流のきっかけに
もし拝観して心に残ったことや感じた気づきがあれば、ぜひ「かいご姉妹サロン」のひみつのお手紙(DM)機能をご利用ください。
同じように「心を大切にしたい」と思う方々との静かな交流が生まれるかもしれません。

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