なぜ内部不正防止が必要なのか
施設内でのデータや業務における不正行為は、組織の信頼を損なう重大なリスクとなります。
特に情報を扱う現場では、内部からの不正が発見されにくく被害が大きくなる傾向が指摘されています。
基本方針と組織の姿勢
経営層や管理職が内部不正防止への強い姿勢を示し、基本方針を策定し運用することが鍵です。
この方針は職員一人ひとりに周知され、日常的な意識として定着させる必要があります。
資産・アクセス管理の仕組み
情報資産や機器・媒体を明確に管理し、不要な端末や権限を整理することで不正の温床を減らすことができます。
アクセス権や認証、ログの取得・保全も併せて取組むことが望まれます。
技術的・運用的な対策チェック
端末やシステムでは認証強化や監視・操作ログの取得が効果的とされ、運用では規程整備や運用手順の明文化が重要です。
定期的な点検やテストを通じて運用状況の改善を図ることが推奨されます。
職場環境と人的管理の視点
働きやすい環境づくりや適切な教育・研修は、不正行為の防止にもつながります。
また通報制度の整備や不利益取り扱いの禁止など、職員が声を上げやすい仕組みも有効です。
事後対応と証拠確保
万が一不正が確認された場合には迅速な証拠保全・原因究明・被害拡大防止が求められます。
その後の組織的な改善と報告を通じて再発防止に繋げましょう。
つながりを活かした相談の場
運用の中で疑問や不安を感じる場面があれば、ひみつのお手紙(DM)機能を通じた意見交換のできる交流サロンをご活用ください。
私も相談を受けることがありますが、同じ関心を持つ方々とつながるきっかけとしてご検討いただければと思います。

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